第41回小学生バンドフェスティバル&第35回マーチングコンテストを終えて
全日本吹奏楽連盟のホームページにお越しくださりありがとうございます。
さて、去る11月19日、20日の両日、大阪城ホールにて開催された、第41回小学生バンドフェスティバル&第35回マーチングコンテストは雨天の予報もあった中で、吹奏楽を愛する皆様の熱い思いが通じたのか何とか晴天に恵まれ、無事盛況の内に終えることができました。
大阪城ホールにご来場くださいました保護者の皆様や関係者、一般のお客様、ライブ配信をご覧いただきました全国の吹奏楽ファンの皆様に心より御礼申し上げます。
本年度の全国大会はコロナ禍以前の状態に戻して開催できるよう、主管された関西吹奏楽連盟および大阪府吹奏楽連盟の皆様方にご尽力いただきました。
お陰様で両大会は会場に多くのお客様をお迎えすることができ、ライブ配信もほぼ昨年と同数の方々にご覧いただくことができました。たいへんありがたいことです。
出場された団体はコロナ禍の中で練習は困難を極め、多くのご苦労があったこととご推察いたします。しかし、当日の出場団体の皆さんのステージはそんな苦労も吹き飛ばしてしまうような熱い熱いパフォーマンスが展開されていたと思います。
出場してくださったすべての皆さんの汗と涙の努力を心より讃えたいと思います。
マーチングは吹奏楽に馴染みのない一般の方々にとっても非常に身近な存在であると思います。ストリートのパレードや広場でのパフォーマンスには音楽ファン以外の方々が多く駆け付け、その演奏演技に心を躍らせます。
私はマーチングには日本を元気にする不思議な魔力が備わっていると思います。私は全国津々浦々でマーチングが奏でられ、それによって多くの人々に生きる勇気や希望、元気が湧いてくればいいな、と思います。そんな日が来ることを夢に抱き、これからもマーチングの普及発展に努めていきたいと思います。
さて、今大会の終了後、昨年12月ご逝去された「丸谷明夫先生ありがとう」の会が同じく大阪城ホールで行われました。当日は6,000人以上の方々が参会され、在りし日の丸谷先生のご功績を偲び、改めて丸谷先生の吹奏楽に対する熱い思いを皆で共有することができました。私自身、丸谷先生には生前たいへんお世話になり可愛がっていただいていたので、感動の中にも身が引き締まる思いで先生への感謝の気持ちを強くいたしました。
先生は私に「石津谷〜、もっとマーチングを全国に普及させなあかんで。そのためにしっかり仕事しいや。」と常々言ってくださいました。私も同意見です。
全国の吹奏楽を愛する皆様。マーチングを普及発展させるために力を貸してください。
日本の明るい未来を我々で創っていきませんか!
第70回吹奏楽コンクールを終えて
全日本吹奏楽連盟のホームページにお越しくださりありがとうございます。
さて、去る10月22日、23日の両日、名古屋国際会議場にて、同月29日、30日の両日、北九州ソレイユホールにて開催されました第70回全日本吹奏楽コンクールは、吹奏楽を愛する皆様のご理解・ご協力、大会役員の方々の献身的な運営のお陰で無事に盛況の内に終えることができました。
それぞれのホールにご来場くださいました保護者の皆様や関係者、一般のお客様、ライブ配信をご覧いただきました全国の吹奏楽ファンの皆様には心より御礼申し上げます。
本年度の全国大会はコロナ禍以前の状態での開催を目指しました。
全国大会のステージを目指し、一生懸命努力くださいました多くの子供達、楽器愛好者の皆さんとご指導された先生方に、多くの聴衆の前で演奏していただきたい。また、聴衆の皆様には生の迫力ある演奏をお聴きいただきたいとの思いで関係者一同、開催に尽力してまいりました。
私も多くの団体の演奏を拝聴させていただきましたが、各団体の演奏がどれも素晴らしかったことは言うに及ばず、何より印象に残ったのが演奏者の皆さんの充実感に満たされたお顔と演奏直後の聴衆の皆さんの心温まる熱い熱い拍手の大きなうねりでした。きっとライブ配信をご覧の皆さんも画面から伝わる魂のこもった音楽を聴かれ、同じように拍手されていたのではないかと推察いたします。
今回の大会の感動が、出演された皆さんやお聴きになられた方々の想い出アルバムの1ページとして書き加えていただけたのなら、主催者としてこんなに嬉しいことはありません。
来年度も日本の音楽文化を支えてくださっている吹奏楽大好き仲間達による熱演を期待しております!
さて、あと約2週間で、本年度の小学生バンドフェスティバル及び全日本マーチングコンテストが大阪城ホールにて開催されます。きっと今年も小学生・中学生・高校生による青春真っ只中の演奏演技が繰り広げられることと思います。
小学生とは思えないハイレベルな演奏演技、中高生による目にも止まらぬ鮮やかなフォーメーションやド迫力の演奏を全国の吹奏楽ファンにもご覧いただければと思います。
当日の模様はコンクールと同じくライブ配信でお茶の間にお届けします。
今までマーチングに興味なかった方々も一度ご覧になってください。その場でマーチングの醍醐味、魅力にとりつかれること間違いなしです。
今年も熱い晩秋がやって来そうですね!
インタビュー記事(東洋経済新報社2022/07/05付)をご覧ください(2022/07/07)
吹奏楽の地域移行に関して、愛知教育大学教授の新山王政和氏と私が対談した記事です。ぜひご覧ください。
「令和4年度 全日本吹奏楽連盟 定時総会(さいたま総会)」を終えて(2022/05/30)
全日本吹奏楽連盟のホームページにお越しくださりありがとうございます。
さて、先日5月27日、28日の両日埼玉県さいたま市にて開催されました定時総会を無事に終えることができました。定時総会は我々、全日本吹奏楽連盟にとりましては極めて重要な会議です。全日吹連を構成する各都道府県(北海道は各地区、東京は部門別)吹連の理事長さん、事務局長さんが一堂に会して、予算の承認や本年度実施予定の事業に対して審議を行います。本年度の全国大会は今現在、定員100%のお客様にご来場いただき、例年(コロナ禍以前)通り実施していく予定です。昨年から始まった有料ライブ配信も実施予定です。
特に2日目の協議会は、現在全日吹連で検討中の課題を、参会者にお諮りし、多くの方々より頂戴したご意見・ご要望を今後の全日本の施策に活かしていくという大切な会議です。本年度も多くの皆様よりご意見・ご要望を頂戴しました。
さらに、理事会で決定した事項を発表し、全国の吹奏楽を愛する皆さんにお知らせするという大切な機会でもあります。
本年度は、全国大会における各団体・各グループの成績を、団体(グループ)名・審査員名を明らかにした上で、各団体(グループ)および会報「すいそうがく」に公表する決定をご報告いたしました。また、現在進行中の全国大会の審査方法の検討、小学生バンドフェスティバルの改革案等の案件も、今後、理事会承認を受けたものから、随時ホームページの「各事業部より」のコーナーでお知らせしていきたいと思います。
今回の総会での一番の関心事は、皆さんも気にされているかもしれない「令和5年問題」、すなわち「文化部活動の地域移行に関する検討会議」のことでした。詳細は今後、メディア等で発表されていくと思いますが、全日本吹奏楽連盟もこの流れの中で、今後のコンクールやマーチング、アンサンブルコンテストの在り方を考え直していかなければならないと思っています。全国各地で吹奏楽を愛し、様々な環境の中で音楽活動に励んでいらっしゃる子供達や楽器愛好者の皆さん、ご指導いただいている先生方にとって最高のパフォーマンスの発表の場を提供していかなくてはなりません。
全国の吹奏楽の灯を炎に変えていけるように理事長として全力で取り組んで参ります。
どんな困難があったとしても、日本国中に吹奏楽の音色が響き渡るよう皆さんの熱い情熱を全国津々浦々から発信していってくださいね!よろしくお願いいたします。
令和3年度末のご挨拶
まもなく令和3年度も終わりに近づいてまいりましたが、全国の皆さんも新年度の準備等でお忙しい日々を送られているのではないでしょうか。
私も、「早くお便りを更新しなくてはいけない。」と思いつつ、年度末処理の忙しさにかまけて、ついついこの時期までずれ込んでしまいました。申し訳ありません。
さて、3月17日未明、福島県沖で大地震が発生いたしました。まずはじめに、この地震で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。また、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日でも早い復興がなされますことをお祈り申し上げます。
この大地震が起きたのが、全日本アンサンブルコンテストの2日前。明け方より情報収集に努め、事務局とも連絡を取り合いながら、大会が実施できるかどうかの検討に入りました。
東北新幹線・山形新幹線は不通。在来線も栃木県内から宮城県にかけて不通。東北道も道路に亀裂が入り、一部通行止めになっているとのこと。
しかし、福島ICから米沢経由で山形市に入れること。日本海側からも山形市まで道路が通じていること。さらに山形空港・庄内空港・仙台空港へは全国からの便が飛んでいること。これらの情報に基づき開催は可能であるとの判断をし、大会実施を決定いたしました。
ただ、実際に出場チームが会場にまでおいでいただけるのかどうかをかなり心配しておりましたが、なんと大会当日は出場全77チームが無事に出場してくださいました。感謝感謝です。出演者・先生方・関係者の皆様にはルート変更等でたいへんお手間をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
当日の演奏は、どのチームも情熱のこもった思い溢れるものばかりで、聴いていて感動感動の連続でした。演奏後、出演してくださった方々より「今シーズンはじめてステージで演奏できた。」「本年度、お客様の前ではじめて演奏した。」との喜びのお言葉を多く頂戴し、私自身とても嬉しい気分になりました。開催して本当に良かったと思っています。開催を応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。
新年度も、コロナ禍による影響や楽器人口減少という諸課題も続いていくことでしょうが、全国の皆さんの熱い演奏と笑顔で、この困難を必ずや乗り切っていきましょう!そして、
「吹奏楽の響きで日本中に明るさと笑顔を届けましょう!!」
新年度もよろしくお願いいたします。
文化部活動の地域移行に関する検討会議のこと/先日の要望書の回答!!(2022/02/21)
今日は以下の2点をご報告します。
- 先日、「文化部活動の地域移行に関する検討会議」に全日本吹奏楽連盟理事長として参加して来ました。これから来年3月まで、この件について各分野の委員の先生方と検討してまいります。会議の議事録が文化庁のホームページにアップされるとのことです。関心のある方はそちらもご覧ください。
- 本日、文部科学省初等中等教育局より、以前お願いしてあったオミクロン株に対する要望書の回答がまいりました。 要約すると
「感染リスクを低減して実施している活動については、一律に控えることを求めるものではない。」
「学校教育における文化芸術活動は子供たちの成長にとって大切な活動である。」
とのことです。
早くコロナ禍が収束し、全国から吹奏楽の音色が響き渡るようになればいいですね。
全国大会出場おめでとうございます!(2022/02/21)
オミクロン株の感染拡大が続く中、各地区、各県、各支部におかれまして様々な形でのアンサンブルコンテスト予選大会が実施されてきました。このような厳しい状況の中で、予選大会を通過され、全国大会に進まれました各チームのメンバーの皆様方に対して心より敬意を表します。全国大会出場おめでとうございます!
当日、やまぎん県民ホールにて皆様の熱い演奏に接することができますことを楽しみにしています。メンバーの皆様におかれましては、くれぐれも健康に留意され、一人も欠けることなく、心に響く素晴らしい演奏が繰り広げられますことを期待しております。
文科省ホームページのコメント(2022/02/18)
本日、確認しましたが、文部科学省のホームページの「◎最近よくあるご質問にお答えします。」のコーナーに、今回の「オミクロン株における事務連絡」に対する我々の疑問に答える形で
回答がなされていました。
判断するところによると、「連盟ガイドラインを活用するなど、十分な対策を取れば活動を実施しても構わない。」と解釈できます。
是非、皆さんもご確認ください。
文部科学大臣の記者コメントについて(2022/02/16)
2月4日(金)に新型コロナウイルス感染症対策分科会より、事務連絡「オミクロン株に対応した学校における新型コロナウイルス感染症対策の徹底について」と末松信介文部科学大臣の記者コメントが発表されました。
この発表に対して、7日(月)に全日本吹奏楽連盟(以下 連盟)としての見解および要望書を末松文部科学大臣国会事務所宛てに、あわせて文化庁学校芸術教育室宛てにお送りしました。
また、翌週14日(月)に一歩踏み込んだ形での意見および要望書を、文部科学省初等中等教育局と内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室宛てに発送いたしました。
我々、連盟の熱い思いが関係各位に十分に伝わることを祈りたいと思います。