課題曲についてのお問い合わせは、会員連盟・支部を通じてお願いします。
先般各支部連盟と会員連盟の皆様にご協力頂きました実態調査では、中・高のバンドの人数の減少が進み、2022 年度ではコンクールに参加している中学の約 80%、高校の約 68%が 35 人以下のバンドであることが分かりました。今後も1つのバンドあたりの人数の減少が進むことが予想され、吹奏楽活動に大きな影響が出るものと危惧するところでもあります。全日本吹奏楽連盟では、その対策の一つとして吹奏楽コンクール課題曲 Q&A の見直しを行い、新たな Q&A として「課題曲演奏の注意事項」を策定いたしました。少ない人数のバンドでも実情に合った演奏ができるようになること、また、人数や編成の充実したバンドにとっても従来通りの取り組みができることで、より多くのバンドが課題曲を演奏してコンクールへ参加いただくことを期待する次第です。
(注)楽器の調性が指定されている場合は、その調性の楽器を使用してください。指定がない場合、調性は問いません。
例)チューバの調性(E♭管、B♭管、C管等)は自由。クラリネットやトランペットは記載された調性どおり。
(1)オプションを除く全てのパートが揃わない団体は、不足のパートについて、課題曲のスコアに記載のある楽器(含オプション)によって代替することを認めます。
(2)パートの代替を行なう場合は「作曲者の意図」「作品の書法や個性」を損なわないよう、十分配慮してください。
指定された楽器がない場合は以下に示す代替を認めます。ただし、一部分だけ代替することは認めません。また、課題曲と自由曲の両方を同じ楽器で演奏しなければなりません。
(1)トランペットをコルネットで演奏する。
(2)ホルンをメロフォン又は、アルトホルンで演奏する。
(3)ユーフォニアムをバリトンで演奏する。
Solo や 1 player の指示がある部分を1人で演奏することが困難な場合は、複数の奏者(同一楽器)で分けて演奏しても構いません。ただし、同時に演奏している奏者は必ず1名です。
1の(注)は2023/5/10に付加
書き譜のフレーズを踏襲した「フェイク」演奏をするということ。フェイク演奏とは、リズムを少し変えたり、装飾音をいれたりすることで、アドリブのように全く違うフレーズを演奏することはしない。もちろんフェイクをせず、楽譜通り正確に演奏しても構わない。
フィル・インなどを変更しても良い。ただ、そのフィル・インも3場面それぞれのスタイルに合わせる。
楽譜の基本パターンに従いつつ、時々パターンを変更する所謂「オカズ」などを入れる。